チャリンコエステート
2013/08
上州商人と大阪商人

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群馬県人の学生寮「上毛学舎」の解体が始まっていた。

世田谷区経堂:千歳船橋駅から徒歩3分に群馬県が所有する

約1400坪の土地に築年数50年前後の寮が2棟と東京職員公舎

や従業員宿舎、図書館等が建っていた。

老朽化や耐震性、土地の有効活用を課題と認識した県は

コンサル会社に調査依頼し、PPPを活用したコンペを開催。

阪急不動産チーム(施工:奥村組)が落札した。63年間の定借と等価交換を組合せた、県の追加負担なしの官民開発事業。

計画内容はともかく、群馬県が持つ東京都の資産を、大阪府の不動産会社とゼネコンが開発するのも面白いが、選定委員に「寮生OBと保護者代表」が入っているのが新しくて面白い。群馬県民の特性なのかな。

本案件の特徴は公共資産維持と民間事業が同時に実現出来て、官民WIN-WIN共同事業である点です。地主側コンサルの弊社感性的にも素敵と感じました。

ちなみに、この方式の先駆者はヒューリックで、奈良県が持つ文京区の学生寮を50年定借と賃貸マンション事業の組合わせで建替え事業化しています。

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ビアンキ
ビアンキ号
段差は難なくこなすが、上り坂は苦手。
雨の日、風の日はお休み。
ビアンキ号が停まっていたら・・・
数日後には提案される!?かも(^v^)
チャリンコエステートって?
「不動産は動かない。
だから、アンカーワークスが動きます。」

不動産は環境や街の変化に、順応し適応しないと劣化します。古くなって、その役目を終えた不動産も同じです。
アンカーワークスは、朝昼晩、平日も休日も、自転車で物件を、街を見て回ります。
車では、小さな変化や違和感には気付きません。
「潜在的な売却物件や有効活用物件を、街との調和で発見する」のが目的です。
不動産自身が発する疲弊感や危機感を、オーナーに伝え、対策を講じます。
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