最近、東京メトロは積極的に設備投資をしています。
ホームドアーやエレベーター、駅舎の新築、新車両投入等々。
特に、オリンピックに影響大の駅周辺は大活況です。
これは、青山一丁目の交差点。競技場サイドの角地ビルを買い取って解体も完了しました。
同じく、外苑前の青山通側では、ビルを2棟買い取って、工事中です。
外苑前は、エスカレーターも設置するようです。
こういった利便性向上に、今年度は300億円以上の予算が組まれています。
ちなみに、オリンピック対策以外でも。
これは、東西線の早稲田駅の3年前と、
最近の同じ現場の写真です。
既存ビルを解体し、駅舎を新築中です。
民営化といえども公益工事なので、マンション等の乱開発とは違い、駅の利便性や安全性の向上はありがたいですね。
ちなみに、青山一丁目駅は東急建設、外苑前駅は安藤・間、早稲田駅は三井住友建設の施工でした。バランスも考えてるのですね。
個人的には、出口まで歩く距離が長いのに、出口は階段、という江戸川橋駅のエレベーターの新設や、各駅のトイレをウォシュレット化にするとかも是非お願いしたいところです。
外苑西通り沿い、西麻布のアマンド旧本社ビル。
1階は喫茶店舗で上は事務所だった。
昨年1月「KEY COFFEE」が株式会社アマンドを買収。
飲食物販事業を継承したことに伴って、不動産事業は旧経営
で行うことになっていたが、西麻布の不動産業者に売却したらしい。
今は、旧本社ビルは解体され、がれきが放置されたまま。
以前出ていたお知らせ看板では「店舗・事務所」の建築予定だったが…。1Rデベロッパーも用地不足の折、ひょっとして転売か?
こちらは、新宿御苑前駅からちょっと離れた、新宿4丁目。
アマンドの関係会社だった「アマンド食品」が所有していた。
こちらも今は、解体され更地に。
1Rマンション用地として、デベロッパーが購入した。
どちらも多額の抵当権が付いていた訳ではなく、次なるステップ
への資金としたのか?旧経営陣の次の展開が楽しみです。
蛇足ですが、西麻布の旧本社から20mほどの並びにある
「ラミちゃんカフェ」。1月にオープンとのこと。
言わずと知れたプロ野球DeNAのラミレス選手のお店。
オーナーは奥様で、プエルトリカン料理だそうです。
結構、高級感のある雰囲気です。
日米通算2000本安打を放ち、名球会的な実力のラミちゃん。人気者の飲食事業はどうかな?
老舗のアマンドと好対照で、楽しみですね。
「メルセデス・ベンツコネクション」
移転先で先月オープンした。新居は外苑東通り沿いで南青山
方面に100m弱進んだところ。六本木というより、ほぼ乃木坂。
ミッドタウンとガソリンスタンドの交差点を超えると、以前は
目立つアンテナショップもイベント施設も無かった。
三陽商会のバーゲンセール会場くらいか…。
人の流れが変わりつつある。早くも恩恵は北側隣地の駐車場。休日昼間の満車率が高くなっていた。
ところで、ベンツさんの従前のお住まいはどうなったのか?
解体していた…大規模な新築商業ビルが建つらしい。
と言うことは…地上げ完了?…すごい!遂に!?
そもそも、この一帯は南側の階段下までの約20棟を纏めよう
という壮大な計画でした。高名な地上げ屋さんにより進められ、
ベンツさんの旧店舗にはマンションやビルが4棟建っていました。
途中、リーマンショック等々で完成前に外資系ファンドに売られましたが、しっかり完了したようです。
開発主も当初メンバーなので、裏が纏まるまでの一時凌ぎでベンツさんに賃借していたのでしょうね。
円安も93円まで進行し、外資系投資ファンドによる投資が日本の不動産に向けられるでしょう。
でも、本物件のように、開発まで手掛ける「勇気と長期」スタンスを持った日本経済に貢献してくれる
外資系投資ファンドってほとんどいないんですよね。
昨年11月のチャリンコエステートに掲載した四谷三丁目交差点付近。
東京メトロの「共同住宅、変電所」建築お知らせ看板が・・・撤去され、更地に・・・。
コイン駐車場運営をしそうな雰囲気。一体この1ヵ月間で何が?
白紙だとしたら、ゼネコンも設計会社も気の毒。10億円以上の建築費かと・・・。
ひょっとしたら、もっと素敵な運営アイデアが浮かんだのかもしれませんね。
一方、こちらは旧国鉄系の財団法人鉄道弘済会の建築お知らせ看板。
南青山の骨董通りと、完成した計画道路の交差点。
約70坪の土地に、12階建て(地下1階付)共同住宅を計画中。
収益事業の一環と思われます。
ちなみに、ここは元ルミネ青山があったところ。今やJR駅直通が当たり前の
ルミネですが、当時はJRと全く無縁の地にもルミネ展開をしていたんです。
1Fテナントは骨董通りの代表的なおしゃれスポット、PAPASカフェでした。
NOBU東京もなくなって、周辺は飲食よりも、物販・事務所ビルとマンションに。
商業系は「駅」の存在は大きいですね。冒頭の東京メトロも駅を活かした開発に期待です。
業界では知らない人がいない?
M&Aを利用して、地上げ&立退きしていた南青山の「千成ビル」
日経新聞に物件広告も出していた有名業者さんらを経て、
外資の手に渡ったかどうかのところでリーマンショック。
立退きやら、隣地の地上げやらで、暫くの間閉鎖ビルだった。
ところが・・・
スーパーカー世代が泣いて喜ぶイタリアの「ランボルギーニ」が
アンテナショップをOPEN!
サマンサのバッグを買うように、カウンタックを買って行くのか・・・。
不良債権の土地を市場好転まで、暫定利用して稼ぎ、繋ぐ方針?
コインパークにするより将来を考え、遥かに頭脳を使った利用だ。
銀座のミニクーパー展示もかっこよかったけど、ランボルギーニは
存在感がかなりありました。
ちなみに、その奥に見えるのは、未だ不良債権状態を醸し出すビル・・・。
段差は難なくこなすが、上り坂は苦手。
雨の日、風の日はお休み。
ビアンキ号が停まっていたら・・・
数日後には提案される!?かも(^v^)
だから、アンカーワークスが動きます。」
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アンカーワークスは、朝昼晩、平日も休日も、自転車で物件を、街を見て回ります。
車では、小さな変化や違和感には気付きません。
「潜在的な売却物件や有効活用物件を、街との調和で発見する」のが目的です。
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