高田馬場駅早稲田口を出ると、まず目につくビル。
東西線の改札口から直結していて、使い勝手の良い出口でした。
かなりの長期間、上層階は空室で、老朽化も際立っておりましたが、
12月から解体工事に入るようです。
10月末をもって全テナントの退去が完了しました。
靴屋さんは8月には閉店セールをしてました。
当ビルは一体に見えますが、ゆう文ビルと菊月ビルの共同ビルです。
解体告知も共同で、所有権も移転しておりません。
建替後も共同(共有)ビルとするのでしょうかね。
権利はともかく、キーテナントが気になります。
学生メインとなると飲食系もサービス系も難しい。
でも、銀行は興味津々の気がします。
対面のビルにはみずほ銀行と三菱UFJのATM店舗があり、
SMBCは地下のメトロ改札前に1台のみ。
三菱UFJは西口駅前に店舗、SMBCはその外側にはじかれてと、
みずほとSMBCの一騎打ちか?
その意味でも、新築工事を手掛けるデベかゼネコンに注目です。
高田馬場駅の山手線内側には、ホテルが1つしかありません。
それは、文教地区の指定が広範囲に敷かれているから。
高田馬場は早稲田、目白は学習院、日本女子等々の有名大学があり、
専門学校も予備校も日本語学校も、ひしめき合っているエリアです。
その唯一のホテルが解体中です。
古かったのも理由でしょうが、その視認性を阻害していた角のビル
も買えたから、いっそのこと新築に。ということかもしれません。
2丁目のこのエリアだけ「文教地区」が外れています。
なので、開発用途はホテルでしょうね。
馬場はインド人やミャンマー人の集積地でもあります。
新大久保は韓国や朝鮮系、池袋は中国系と留学生や勤労外国人が集まる
エリアの真ん中でもあります。
多様な人種と文化が交わって、アジア発信基地となる日も近いかも。
文教地区の網が外れれば。
高田馬場駅から徒歩7分程度の好立地で、1ルームマンションの開発が始まった。
今やこの分野にも大手が参入しており、本件は清水総合開発。
この土地は、共有者、借家人、借地権等のハードルがあって、
この問題解決に時間を要し、入札となった物件でした。
春先ぐらいにはお知らせ看板が出ましたが、これを引っ込めて駐車場運営を
していたが、この秋に再度建築告知及び着工となりました。
ある事情により安かったので、近隣への拡大を図っていたのかも。
2017年当時の写真。
西側隣地の4階建てアパートは目白の地主さん、そのまた西側は池袋の業者さん
が所有しておりましたので、隣地さえ上がれば・・・という思惑だったのかも
しれませんね。
高田馬場アプローチ物件(単身向け)は、かなりの人気なので、
完成後の売却も人気が集まりそうですね。
九段下駅から徒歩1分、靖国通り沿いにほぼ1ブロックに亘る更地があるのは御存知でしょうか。
かつては、「九段下ビル」という雑居ビルが建っていました。
その歴史は古く、1923年の関東大震災で辺りが被災した後、1927年に行政の耐火建築助成を受けて建てられた初めての建物です。
また、狭小地に背の高いペンシルビルが建ち並ぶ昨今とは裏腹に、狭小地の地権者達が土地を出資し合い、持ち合った敷地の上に一つの建物を建てるという手法が採られました(ちなみに建物は出資割合に応じた共同所有になりました)。
2010年にはTVでも取り上げられ、解体を惜しむ声が多く上がったものの、耐震性の問題から2012年に解体を迎えました。
解体後も今まで更地状態が継続していますが(流れ出ているだけの固都税は一体いくらなのでしょうか)、ようやく活用方法が決まったようです。
建築主は、本物件の裏手にも校舎を構える専修大学さんで、16階建ての校舎が建築されます。
企業も大学もグローバルが叫ばれていますが、ここも新設の国際系学部の校舎になるようです。
皇居からもほど近い立地。また都心にランドマークが誕生しますね。
大手町パークビルです。
千代田区大手町1-1-1という所在地もインパクトがありますが、
皇居のお壕に面して、大手町センタービル、大手門タワーJXビルと
3棟で1ブロックを占めている存在感は抜群です。
8月の日経に「国交省が働きやすいビルに認証を」という報道が
ありました。
まさに、こんなビルをイメージしているのでしょうね。
2階の共用フロアには、こんなに素敵なラウンジがあります。
これもそう。
7分野100項目の評価基準を年内にも定めるの
だそうです。
この基準作成メンバーに、このビルのデベロッパーが入っている
かどうかは知りませんが、認証は政府の目指す「1億総活躍社会」
の中で「働き方改革」の一環のようですね。
ビルの外もこんな清涼感が。
ステキな環境と施設に入居するテナントの質もバランスすると良いですね。
「ノルマ達成するまで帰ってくるな!!」とか、社内に怪しげな放送が
流れているような企業ではなくね。
自転車で、街を走って、建築お知らせ看板をチェックして回る・・・
のが本業(目的)ではありません。
どちらかというと、それは癖や習慣(職業病)や趣味でして。
目的は、街の雰囲気から違和感オーラを発している、不動産自体が
何かを訴えていたり、所有者さんへ何か提案したくなるような・・・
そんな「商材」を探しているのです!
写真のような物件は、大好物です。
事業会社様や、金融機関様、お取引先様から「依頼された
買い情報」を探すことも同時にしています。
ただ、「商材」も「買い情報対応物」も、このブログに掲載する訳には
いきません・・・正式な売物でも何でも無いので(-_-;)
とは言え、日々のチャリンコエステートで「蓄積された情報
=潜在的な売却物件や有効活用商品」はたくさんあります。
土地やビルをお探しの方は、お問合せ下さい。
段差は難なくこなすが、上り坂は苦手。
雨の日、風の日はお休み。
ビアンキ号が停まっていたら・・・
数日後には提案される!?かも(^v^)
だから、アンカーワークスが動きます。」
不動産は環境や街の変化に、順応し適応しないと劣化します。古くなって、その役目を終えた不動産も同じです。
アンカーワークスは、朝昼晩、平日も休日も、自転車で物件を、街を見て回ります。
車では、小さな変化や違和感には気付きません。
「潜在的な売却物件や有効活用物件を、街との調和で発見する」のが目的です。
不動産自身が発する疲弊感や危機感を、オーナーに伝え、対策を講じます。
建築のお知らせ看板も、街や人の流れを変えるNEWSです。出回っていない新鮮な情報と、NEWSの発見を適宜開示します。